即席麺で実績のある包装機メーカーの導入一例
即席麺の商品を包むピロー包装機を
導入するには、どんな機械を
選べばいいのか?
即席麺の製造工程は、原材料の受入、混錬、製麺、乾燥、包装というフローが一般的です。
麺を乾燥させた後の包装工程で自動包装機を使用する製麺工場は多く存在しています。
自動包装機は、かやくやスープなどとともに麺を袋詰めし、封をします。
包装工程の前に乾燥させた麺を結束させる工程が入る場合は、包装工程との連結をしっかりと考えることが大切です。
しかし、自動包装機を単に導入するのではなく、自社工場に適した自動包装機を納入することが大切です。
自動包装機の機能だけでなく、設置場所の確保、前後の工程との連結など様々なことを考慮することが必要です。
さらに、印刷機能や噛み込み検出機能など、標準仕様に加えてオプション機能も存在し、包装工程に合う適切な機能を考えていく必要があります。
また、導入後のメンテナンスや部品の供給などの包装機製造企業によるアフターサービスの充実も考慮するとよいでしょう。
メンテナンスの方法により、包装機の使用可能期間も耐用年数を超えることがありえます。
即席麺の工程はいくつもの工程を経るため複雑で、汎用性のあるものを選ぶというよりは、専用の機械をさらに自社に合わせてカスタマイズする、という方法を取るのがベターです。
ここでは、即席麺に特化している包装機を参考に、事例を取り上げていきます。
即席麺対応のピロー包装機メーカー・機械の紹介
ここでは、実際に即席麺の対応が可能な包装機とメーカーを紹介していきます。
実際に事例があるものから順に紹介し、対応可能とのみ記載のあるものについては機械の紹介を行っていきます。
包装能力向上のための買い替え事例
既存の包装機は包装能力が低く、買い替えを検討していたところで、トキワ工業の高速包装が可能な包装機の存在を知りました。
トキワ工業の麺類に対応した包装機を導入することにより、安定的に綺麗な麺類の包装が可能となりました。包装機のメンテナンスもトキワ工業が手厚く行うために、機械の寿命も長くなっています。
トキワ工業のピロー包装機「NEO6-RNS」
袋麺(即席麺)をターゲットに開発された包装機が、トキワ工業の高速ピロー包装機「NEO6-RNS」です。
ノンシュリンクの厚めのフィルムを使用する高速包装が可能で、セットアップ時に作業者が手でフィルムを送る必要がないために高い安全性を誇ります。
ヨコシーラのみを停止させるスイッチが標準装備されているために、以前の機種より安全性と操作性が向上しています。
オプション仕様で、自動供給装置、フィルム自動接着装置、蛇行修正装置、麺噛み込み検出装置、欠品パス制御装置、日付捺印装置が選択可能です。
さらにトキワ工業は、袋麺製造業者にピロー包装機の納入実績が豊富で、充実したメンテナンスで包装機を長持ちさせることを実現させています。
メーカー情報
会社名 | トキワ工業株式会社 |
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所在地 | 大阪府堺市西区山田2丁190番地9 |
営業時間 | 8:45~17:00 |
定休日 | 土・日・祝、年末年始 |
電話番号 | 072-273-1234 |
公式HP | https://www.tokiwrap.co.jp/ |
フジキカイの横型ピロー包装機「α8 シリーズ」
袋麺、スパゲッティなどの即席麺に対応しているのが、フジキカイの高速横型ピロー包装機です。
包みたい即席麺の製品の基本情報を登録すると、機械が自動計算して適切なパラメータを決めていきます。機械のスペックは、「α8 シリーズ」の8種類の製品で異なります。
包装能力、最大包装フィルム幅、包装フィルム切断寸法、最大包装可能寸法を考えて、自社製造工場の包装工程に合う包装機を8種類から選択するとよいでしょう。
標準仕様の他に、ガゼット装置、オートスプライサー、予熱装置、日付装置等のオプション装置が選択できます。
このように、高速横型ピロー包装機「α8 シリーズ」は、即席麺の製品情報を機械に登録することで、自動的に適切なパラメータを算出可能な操作性が高い包装機といえるでしょう。
また、フジキカイの袋麺対応包装機は、多列自動ピッキングロボットシステム「new TLM-α システム」も存在し、目的・用途から適切な横型ピロー包装機を選択するとよいでしょう。
メーカー情報
会社名 | 株式会社フジキカイ |
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所在地 | 愛知県北名古屋市沖村西ノ川 91番地 |
営業時間 | 公式サイトに記載なし |
定休日 | 公式サイトに記載なし |
電話番号 | 0748-77-6262 |
公式HP | https://www.fujikikai-inc.co.jp/ |
日本ポリスターの逆ピロー包装機「PROTO-Fseries」
即席麺や半生麺の包装に対応しているのが、日本ポリスターの逆ピロー包装機「PROTO-Fseries」です。
ベルトコンベアの下からフィルムで包む方法で、即席麺を包装していきます。
包装に必要な商品情報を100種類保存することが可能で、多品種の生産にも適しています。
フルカラーのタッチパネルで操作性が簡単です。
ハンドル操作により、センターシールとフィルム送りの間の張力を調整することができます。
包装機の機械幅が小さいため、狭い場所でも設置できます。
包装機の本体や電装部のケースにはステンレスを使用しています。
供給コンベアは、取り外し丸洗いができるため、包装機の保守や清掃が容易といえます。
床からの異物混入防止のために、包装機の中心にフィルム室を設けています。
このように、逆ピロー包装機「PROTO-Fseries」は、コンパクトに設置できる仕様で、即席麺の包装を容易にしてくれる包装機といえるでしょう。
多品種の生産に応用可能な包装機がある日本ポリスターの詳細をもっと見る
メーカー情報
会社名 | 日本ポリスター株式会社 |
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所在地 | 滋賀県湖南市石部口三丁目4番13号 |
営業時間 | 公式サイトに記載なし |
定休日 | 公式サイトに記載なし |
電話番号 | 0748-77-6262 |
公式HP | https://www.nippon-polystar.co.jp/ |