ピロー包装機を中古で買う
メリット・デメリット
化学製品や食品など幅広い製品の包装に使われるピロー包装機。生産ラインの効率化や増産への対応のため導入を検討する企業も多いのではないでしょうか。しかし精度の高いピロー包装機は高価でなかなか手が出ない、という声も。ここでは、価格を抑えるため中古のピロー包装機購入を検討している方に向けて、中古ピロー包装機のメリット、デメリットについてまとめました。
ピロー包装機を中古で買うメリット
中古と聞くと、なんとなく古そうであったり動作が悪そうだったりとあまり良いイメージが浮かびませんが、ピロー包装機を中古で買う場合、次のようなメリットがあります。
安価に購入できる
中古であれば一度使われている分価格を抑えて購入することが可能です。不要になった・一度使用された機械をメンテナンスし再度稼働できる状態にしたものであるため、必ずしも古いものとも限りません。
新品の機械と比較して半額以下まで価格が下げられているものもあり、タイミング次第ではほぼ新品の機械をお手頃な価格で購入できることも。どうしても価格を抑える必要があり、かつ型にこだわりのない場合、中古品に目を通してみるのも一つの手と言えます。
事例を調べられる
機械は実際に導入してみなければその良し悪しが分からないものですが、中古は使用者のレビューを確認できるため、それを踏まえて購入を検討できるというメリットがあります。
機械が持つ特徴や使う上での注意点を理解した上で購入できるのは、まったく何もわからない状態に比べ使用感の想像がつくため、イメージと実際とのギャップを少なくできるでしょう。
ピロー包装機を中古で買うデメリット
ピロー包装機を中古で購入する際に気がかりとなるデメリットには、アフターサービスやカスタマイズの面が挙げられます。
アフターサービスが効かない可能性がある
中古のピロー包装機を購入した場合、アフターサービスが効かない可能性があります。設備や部品が古くなるほど定期的なメンテナンスが欠かせません。しかし中古の部品やパーツだと適切なアドバイスを受けられないケースが出てきます。
新品である場合、アフターサービスの手厚い会社であれば機械の動作について動画で見てもらったり、電話で相談に乗ってもらえたりといったサポートを受けられますが、中古となるとこういったサービスを受けられる可能性は低くなるでしょう。
エンジニアでも対応方法が分からないケースが出てきた場合、自力での対応を余儀なくされます。付属の分厚い説明書を見ての対応は想像するだけでも手間のかかりそうなもの。アフターフォローが受けられないのは中古の大きなデメリットと言えます。
この点については、保証やサービスについて直接業者に確かめてみることが望ましいでしょう。
オーダーメイドに対応していない
オーダーメイドでピロー包装危機を購入した場合扱いやすいよう自在にカスタマイズすることが可能ですが、中古の場合そうはいきません。
もともとの機能では対応しきれない作業があったり効率化のために見直したい部分があったりしても、対応するパーツがない、サポート対象外であるといった理由で、変更が効かない場合も。
自社の動きに合わせた自由なカスタマイズができないというのは、柔軟性の面から見るとデメリットと言えるでしょう。